アナログフィッシュ「Fish My Life」 (2008)

別れ、悲しみの果てにたくましく進化した新生アナログフィッシュ。
再び立ち上がったとき、より強く、美しく立っている。決意の歌「Sayonara 90's」収録!
ドラマーのアクシデントによる脱退を経てもなお溢れ出し、進むことを止めない2つの才能。その心意気に呼応し集結した7人ものドラマー達!遊び心と音楽に対する信念が貫かれたこのアルバムは賑やかに、素晴らしく開かれている。ロック以上に力強いポップネスが此処にある!
あまり好きな帯ではない。この「バンドが崖っぷち!」みたいな文章が痛々しくて、重いからだ。
帯は作品の雰囲気を作ってしまう。そんな重い雰囲気を前面に出されてもなあ…。買う前の人はこれを読んで買いたいと思うだろうか。
(ボロクソ言ってますが、とても良いアルバムです)
トクマルシューゴ「L.S.T」(2005)

夢の始まりに前触れはない。その渦に巻かれて初めて、あなたは気づく。
切断され、湾曲し、なだらかに落ちていく音の連なり。夢が夢である限り、そこにただひとつの強度が宿る。
繊細そうに聴こえて剛胆。「ポップ」とは、こんなに手強い音楽だったのだ。
何の前触れもなく、ニューヨークのインディ・レーベルからドロップされたファースト・アルバム『night piece』で、日本語でのボーカル・アルバムにもかかわらず、世界にその名を知らしめることになった奇才トクマルシューゴ。電子楽器をほとんど用いることなく、ギター、ウクレレ、ミュージカル・ソウといった生楽器の響きと懲りに凝ったエフェクトによって仕立てられたサウンド、そして感情を荒立てたりはしないたおやかな歌声が混じり合った美しき世界……それは、彼の真骨頂と言えるもの。しかし、2作目となる本作は、何か、少し違う。もちろん、前作で聴かせたあのインティメントな空気とたおやかな旋律、室内楽的な美しい和声感は、本作でもいたるところで耳にすることができる。なのに、この濃厚な空気は何? 耳当たりのいいポップ・ミュージックの体裁を見せつつ、圧倒的に立体的な音像の向こうに、ソングライター/サウンドデザイナーとしての自信と、あくなき音響実験を続けるマッド・サイエンティストとしての表情が見え隠れしている。そう、数十年にわたるポップス・ヒストリーの濃厚なスープを一気に飲み干すかのような、そんな特別な音が、このアルバムには満たされているのだ。
お知らせ
しばし待たれよ!
最近はアナログフィッシュの帯が素晴らしいです。店頭でチェック!




